テキトーな相続放棄に注意
2024/08/21
今回は適当な相続放棄に注意について解説していきます。
近年相続放棄が増加しています。親の負債や負動産を背負いたくないということで、相続放棄の件数が増加しています。
そうした中で「相続放棄をしたつもりになっていた」という勘違いしてしまっているケースが少なからずあります。
相続放棄で一番多い勘違いは「遺産分割協議で相続しない合意をしたことを相続放棄と思っている」というものです。これだけでは債務を放棄することはできないのです。
正しい相続放棄のためのポイントを押さえておきましょう。
まず、遺産の処分や債務の弁済など法定単純承認にあたることをしていないことが必要です。次に、相続をしたことを知ってから3ヶ月以内に管轄の家庭裁判所に相続放棄の申述をする必要があります。この両方が相続放棄には必要であり、さらに細かい禁止事項も多い為、相続放棄を検討されている場合には専門家と相談しながらことを進めていくことをおすすめします。