不動産を共有名義にすることの危険性
2024/12/21
今回は不動産を共有名義にすることの危険性とその注意点について解説していきます。
不動産を兄弟姉妹や親子で共有名義にするケースは多くありますが、後々トラブルを生む原因となることが少なくありません。共有名義にする最大のリスクは、売却や管理の際に全員の同意が必要となる点です。例えば、一人が売却を希望しても、他の共有者が反対すれば売却はできません。さらに、共有者が高齢や病気などで判断能力を失った場合、相続が発生し、新たな共有者が増える可能性もあります。これにより、意思決定がさらに複雑化し、不動産の売却や管理が難しくなるケースが多々あります。
また、共有名義の場合、固定資産税や維持費用の負担も共有者全員で分担しなければならず、不均衡が生じることもあります。これを避けるためには、できるだけ単独名義で不動産を保有し、家族間で役割分担や相続について事前にしっかり話し合うことが大切です。専門家に相談して名義を整理することで、将来的なトラブルを避けることができるでしょう。