岡田司法書士社会保険労務士事務所

親族内承継のメリット・デメリット

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親族内承継のメリット・デメリット

親族内承継のメリット・デメリット

2024/08/16

今回は親族内承継のメリット・デメリットについて解説していきます。

 

親族内承継とは、経営者の子や家族を後継者として会社を引き継ぐ方法です。親族内承継は事業承継の最も一般的な方法で、親から子へ代々引き継がれてきた会社も多いです。

 

親族内承継のメリットは2点あります。

ひとつは周囲からの理解を得やすいことです。日本の中小企業では昔から親族内承継が必然になっているケースが多いです。「社長の息子が次期社長」という流れに対して心理的障壁が少なく、従業員や取引先も納得しやすくトラブルになりにくいです。家族からも反対される理由が少なく、スムーズな事業承継が可能となります。

ふたつめは、贈与税や相続税納付の猶予や免除をうけられることです。非上場の中小企業は「事業承継税制」の措置によって一定要件を満たせば贈与税や相続税の納付猶予や免除が受けられます。また、生前贈与が活用できるのも親族内承継の大きなメリットです。

 

デメリットもあります。

跡目争いによって親族間でトラブルが起こる可能性もあります。また、親族内に経営者の資質のある候補がいるとは限らないという面もあります。後継者育成には多くの時間がかかるので計画性が必要です。

もしも、後継者がいなくて事業承継ができない場合はM&Aで事業を次代に引き継いでいく方法もあります。

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