家族に祝福される!シニア婚の相続リスク回避
2024/02/11
今回は、シニア婚の相続リスク回避のためにできることについて解説していきます。
シニア婚によって家族が新しく構築されることで、元の家族が相続財産の減少を心配してその関係性に反対することがあります。そうした家族に亀裂が入る事を回避するためにも、相続の点で元の家族に便利をはかる必要があります。
家族の納得を得るために、籍を入れずに事実婚(内縁)にする人が多くいます。事実婚では税控除のメリットを受けられない、病気の際のパートナー立会いの問題などがあります。ですが、結婚相手に相続権が発生しないので子どもも結婚を多少受け入れやすくなります。
さらに、遺言書で遺産分配の意思をきちんと家族と相談の上で残しておく必要があります。法定相続分よりも遺言書が優先されるため、誰にどの財産をわたすかを明確にでき争族を避けることができます。自作のものだと紛失や偽造のリスクがあるため、公正証書遺言にして管理を外部にまかせると安心です。
生命保険の活用も対策のひとつの手段です。生命保険金は相続財産に含まれないため、わたす財産を調整できます。「遺産はすべて子供にわたす」「生命保険金はパートナーにわたす」といったように、わかりやすく前もって用意しておくことができます。