岡田司法書士社会保険労務士事務所

実家の状態で分かる 親の認知症

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実家の状態で分かる 親の認知症

実家の状態で分かる 親の認知症

2023/10/31

認知症が進行すると、実家の様子が大きく変わります。

昔はきれいに整えられていた家の中がごちゃごちゃ・ゴミゴミとしていることが年末年始の帰省で判明。少しでも快適な家に戻したいと善意で掃除をしようとしても、親が怒りだしてケンカに発展…よく聞く話です。

 

実家がモノであふれ、不潔を厭わなくなるのは認知症による場合が多いです。

認知症になると清潔への意識が低くなったり、物事に無頓着になったり、片付けることを忘れてしまったりします。もともときれい好きだった人が認知症になり、家がゴミ屋敷に変わってしまうという話もよくあります。認知症により自分が快適に過ごせる空間がどんなものかがわからなくなってしまうのです。

 

実家の変化は認知症に気づくきっかけになるので、遠方に住んでいたりして会う機会が少ない場合には特に気をつけておきましょう。思わぬところに土地の権利書や預金通帳といった重要な書類がしまわれていることもあります。親の財産を把握しておくためにも実家の整理整頓には意識を向けておきましょう。

 

認知症のサポートをする後見人も、本人の意思を尊重しつつ安全・清潔に暮らせる環境を確保していきます。家族や業者に協力を依頼する場合もあります。また、どうしても現状のままでは安全が確保できない場合には、住まいを高齢者住宅や施設など安全な場所に移すことも検討します。

健康・清潔・安全に過ごすための判断能力の低下が居住環境に現れるようになってくるころには独力での一人暮らしは限界と見なさざるをえません。スムーズな支援のためにも家族や協力者、後見人など様々な視点から見守っていきたいですね。

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