補助金・助成金の違いは何なの?
2022/11/15
>補助金と助成金
民間の団体で行っているものもありますが、補助金も助成金も基本的には国や地方公共団体から支給されるお金のことです。
財源は公的な資金から出されるので、誰でも受給できるとは限らず、申請や審査が必要になり、一定の資格が必要となる場合もあります。
>>助成金について
この内「助成金」と呼ばれるものは、要件を満たせば受給できる可能性が高くあります。所定の様式に従って申請を行う必要がありますが、要件を満たした事業者には原則給付されます。
>>補助金について
対して「補助金」は採択件数や金額が予め決まっているものが多く、申請したからといって必ずしも受給できるとは限りません。例えば、申請が50社に対し、採択予定件数が30社であれば、20社は審査で落ちてしまうことになります。
>>助成金と補助金の区別は?
ここで注意が必要なのが、「助成金」や「補助金」という言葉には必ずしも明確な区別はないということです。違いは、補助金は予算が決まっていて、最大何件までといった決まりがあります。そのため、公募方法によっては抽選や早い者勝ちになるなど、申請しても受給されない可能性もありますが、助成金は、受けとるための要件が決まっているので、それを満たしていればほぼ支給されます。
補助金は、期限も限られていて審査条件もあり、それなら助成金の方がお得に感じる方もおられると思います。
補助金と助成金は返済不要という点では同じですが、目的が少し異なります。さらに深く補助金と助成金の違い・利点・注意点などについて、次回以降の記事で紹介しますので、来週もお楽しみにしておいてください。